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2022年 プログラム紹介

「ガラッパどんと暮らす村」

NASU AWARD B

監督:若見ありさ

上映時間:16分53秒

ジャンル:アニメーション

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昔から河童の民話が多く残っている宮崎県都城市〜三股町でインタビューなど交えて河童を観た人や聞いた話を探し、現地の語り部の方や陶芸家の方に語りを担当していただき、一緒に制作したアニメーション作品。完成後は宮崎県立美術館やその土地の図書館などに収蔵され、その土地の方言と新燃岳の火山灰などを使用し、その土地の文化として残るように、子どもから大人まで見やすい作品になるように制作した。

■制作意図
コロナ禍の中で失われつつあるもののひとつに「語り」がある。
親から子へ、時には近所のお年寄りが子ども達を集め、その土地の言葉で実話や民話を織り交ぜて語り継いだ文化は「物語」に交えた「人の繋がり」平穏な日常への願いであった。高齢の語り部達の自粛が余儀無くされる状況でも語りを録音させてもらい、それを元にアニメーションとして形を残すことで多くの方に観てもらい語りや民話の素晴らしさを伝える作品にした。作品を見終わった後に、日本の自然の豊かさやふるさとの素晴らしさ、目に見えない生き物の息づかいとともに、ご先祖様・隣近所への感謝、温かい気持ちになれる作品になればと思い制作した。

監督プロフィール
若見ありさ
アニメーション作家。実話をベースにしたドキュメンタリー・アニメーション『Birth-つむぐいのち』(2015)、『Birth-おどるいのち』(2017)、『Birth-めぐるいのち』が映文連アワード優秀企画賞・個人賞、Los Angeles Documentary FilmFestivalベスト監督賞ほか多数受賞。2020年公開の長編ドキュメンタリー映画『プリズン・サークル』(坂上香監督)アニメーション・パートを監督。ETV特集「サヘルの旅」アニメーション他。
WEBサイト: http://www.arisawakami.com/

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