「レタスまき」
NASU AWARD C
監督:十川雅司
上映時間:16分21秒
ジャンル:ヒューマンドラマ
舞台は宮崎県北にある延岡市。
山の麓にある家に住む紀代は、近所の友人や息子夫婦、介護ヘルパーの支援を受けながら生活していた。そこへ息子から電話が入り、母との衝突で家を飛び出したきりの娘・明希が、十数年ぶりに地元・宮崎に帰省することにと告げられる。紀代は、カレンダーに宮崎県の郷土料理である「レタスまき」と書き残す。
監督プロフィール
- 十川雅司
- 徳島県出身。大学在学中に演劇と出会い、表現の世界に没頭する。卒業後は上京し、自然な演技を模索する中で、映画に興味を持ち始める。映画の作り方を学ぶため撮影現場に潜り込み、深田晃司監督などさまざまな監督のもとで助監督として経験を積む。初監督の短編映画『各駅ミッドナイト(2020)』が京都国際映画祭に入賞。2023年に監督した短編映画『駆け抜けたら、海。』が日本と海外で18の映画祭にノミネーションされ、グランプリ含め多数受賞。「MIRRORLIAR FILM」に選出され、日本全国で劇場公開を達成。最新作『レタスまき(2024)』は、札幌国際短編映画祭に世界の2085作品の中から正式セレクションされた。 作風は、社会課題を背景に置き、現代を生きる市井の人々の抱える切なさや寂しさ、どうしようもない無力感を丁寧に描ながら、人間の優しさや愛を見つめていく。登場場人物の繊細な心理描写とリアリティのある芝居を徹底し、捉えきれない「切なさ」の映像化を目指している。
WEBサイト: | https://www.instagram.com/tenrivers.film/ |
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